金剛禅総本山少林寺
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金剛禅について

金剛禅の主張と願い

金剛禅の教えは、生きている人間が、拳禅一如のたゆまぬ修行を積み、まず真に寄り所とできる 自己を確立し、半ばは他人(ひと)の幸せと社会の発展のため役立つ人間になろうというものです。

そして人間どうしの拝み合い(尊重)と援け合い(協力)に より、平和で豊かな理想社会を実現するため、積極的に行動・実践していこうと説いています。
天国や極楽はあの世にあるものではなく、この世につくるべきも のです。それは神仏がつくるのではなく、人間が協力してつくりださなければならないものなのです。
人間の心の改造と平和的な手段によって、地上天国を実現 させようというのが、金剛禅の主張であり、この道を行じる私たちの願いであります。

金剛禅の教義

金剛禅では、宇宙のすべてに関わり、それを動かす大いなるはたらき・法則を、「ダーマ」と呼び、ダーマを信じることを教えの中心としています。

宇宙は誕生以来、時々刻々と変化し、その変化の中で地球が生まれました。
そして長い時の流れを経て、地球上では、私たち人間を含め多くの生命が生かされています。

一 粒の種が、水や土の養分、太陽の光等、様々な影響を受けて芽を出し、やがて花を咲かせるように、私たち人間も自分の中にある可能性を信じて努力すれば、必 ず素晴らしい人生を送ることができます。
ダーマを信じるということは、自分の可能性を信じるということであり、私たちはそれを修行することによって学び、 身に付けていきます。

個性ある道院の数々

道院は、日本全国すべての都道府県に存在していますので、あなたの町にも道院がある確率はとても高いです。
道院の雰囲気は2000人の道院長一人一人の個性が輝いています。
大人から子供まで幅広い年齢層が集う家族のような道院。
子ども達が多く元気いっぱいな道院。
社会人が集う道院。
シニア世代が多い健康志向の道院。
など2000通りの道院のカタチがあります。
それぞれ個性豊かな道院ですが、どの道院においても大切にしていることは同じで、「一人一人に輝いた人生を送ってほしい」という願いは一つです。

育てる、鍛える、養う

道院はあなたの人生と共にあります。
子ども時代には、人との関わりや、目標を立てて努力することの尊さなど、生きる根幹にあたることを育みます。
多感な若い世代の時は、目標を持ち、それに挑戦すること。成功や失敗を繰り返しながら、人間として自立するための強い心を鍛え、大人に向けて一歩ずつ歩みます。
シニア世代は、道院という存在が心豊かな日々への糧に。道場へ通うことが生活の一部となり、若い仲間達とさくさん話し、たくさん笑う。これまでの人生経験から、若い仲間たちに勇気や安心を与えてくれる唯一の存在となります。
いくつになってもあなたを受け入れ、学ぶことの楽しさを与えてくれるのが道院です。
そしてそこには、必ず、師や仲間たちの存在があります。
長い人生の岐路に立った時、悩みを抱えてしまった時、嬉しいことがあった時、喜びにも悲しみにも真摯に向き合ってくれる仲間がいる場が道院なのです。